おじさんの日々是精進

心機一転、新しいことにチャレンジしようと思い、易の勉強、テニス技術の向上、登山などについて気儘に記しています。

八卦(兌)

さて、今日も時間が出来たので、書きます。

八卦の2つ目の兌

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沢を意味する卦になります。

卦徳は愉悦になります。本義は責任からの解放。

一陰が二陽に乗って喜んでいる様から愉悦となっており、上が開いていることから口に関係するものを指します。

 

例えば、人なら少女、芸者、ホステス、水商売、司会、講師等口に関わる職業に就いた人を指し、場所なら池、湖、プール、窪地等、沢との関連性のある場所になります。

 

ちなみに八卦には順番があり、乾(天)・兌(沢)・離(火)・震(雷)・巽(風)・坎(水)・艮(山)・坤(地)に並びます。万物の構成要素を八卦象で表しています。

 

 

ジョジョと易

私、年甲斐もなく、JOJOが大好きでして。

その中でも第3部の「スタークルセイダーズ」と第5部の「黄金の風」が大好きでして。

毎週、東京MXの金曜日夜25時5分のアニメをちゃっかり予約して見ています。

 

好きな理由は

・人間が本来大切にすべき、そして、失ってはならないものが何かを考えさせられる

からなんです。

 

つい一昨日も、スピンアウト小説の「恥知らずのパープルヘイズ」をkindleで買って、1日で読んでしまいました。

その中の一節で大好きな言葉がありました。

 

「自分にとっての勇気がなんなのか知ることーそれを一生かかって探っていくのが全ての人に科せられた宿命なんだ。それは扉のようなもので、自分で開けない限り、決して道とは気づけない」

 

考えさせられました。

 

一般の人は、易を占いとして利用し、「あー運が悪い…」「運が良かった!」と反応することで、あたかも人には運命や宿命という自分が進むべき道があらかじめ誰かによって備えられているかのように考えます。

 

でも、易に関して言えば、陽には陰が、陰には陽が、各々が各々を必要としているように、必ず物事には表裏一体の意味を有しています。易はあくまで占的(占う目的)に対する事象の大局的な流れを知ることで、自分自身の、あるいは占断の対象者の勇気を再認識してもらう一つの方法論やきっかけでしかないのだと思います。

 

例え、良い卦が出たとしても、悪い卦が出たとしても、その占的に対し進むべきか、進まざるべきか、扉を開くのは、あくまで私たち一人ひとりの判断と覚悟に委ねられているのです。

 

そして、扉を何度も開き、時には喜び、時には嘆き悲しむことが積み重なり、結果的に振り返ると人生という運命になっているものなのだと思います。

 

その意味では、宿命というのはJOJOの言う通り、「自分にとっての勇気を知ること」だけなのかもしれません。

八卦(乾)

易と言えば、一般的にはこのマークみたいなものをイメージしますよね。

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そして、小成卦というものが八卦という八種類の形に沿って意味が与えられています。

今日は、八卦の1つめ

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を少し説明します。

卦名は乾と言います。天を表しており、剛健、円満、充実、本義は変わらないことを指しています。

この象意としては

・明るいもの、固いもの、動くもの、進む、上がる、強い

・高いもの、大きいもの、広いところ、円いもの、尊いもの、覆うもの(天の意味から)

を持っています。

例えば、

人であれば、社長、父

場所であれば、大都会、首都

物であれば、貨幣、貴金属、時計、大きな乗り物(電車、飛行機)

を象意から読み取ります。

 

いや、なかなか難しいものです。

 

 

 

陰陽の機能

易の根本概念は、万物の根源を太極とし、陰陽を両義としています。

そして、陰陽の機能は大きく分けて

①陰陽対立:表面上対立しているもの

②陰陽可分:陰陽を更に陰陽に分解することができる

③陰陽互根:陰陽は互いに育て、依存する

④陰陽消長:陰陽は役割の交代を繰り返す

⑤陰陽転化:陰陽は権限や一定条件で反転する

というものです。

 

これは、非常に納得感があり、人生の立命には最も役に立つ概念だと思っています。

 

私は仕事で嫌な人間や嫌な仕事に関わらざる得ないときに心が折れてしまいそうになる非常に弱い人間なのですが、必ず次は良いことがあると思い、ぐっと我慢する際のきっかけにしているのが、この陰陽の機能です。

 

易の勉強することで、自分を見つめなおすことができると先生が言われていましたが、まさにその通りと感じている今日この頃です。

 

易を勉強しようと思ったきっかけ

そもそも、私が易を勉強しようと思ったのは、妻が四柱推命を観ることができたのが大きなきっかけでした。

お互い、35歳の時に結婚したのですが、妻は結婚する相手と出会う時期を四柱推命で導き出していたとのことでした。もちろん、その時は「そんなばかな・・・」と思っていたのですが・・・。

 

しかし、よく考えてみると

・どうして、初詣でおみくじを引きたくなるんだろうか?

・どうして、占い師を生業としている人がいまだに存在しているのか?

なんて考えてみると、なんだか普遍的な法則ってものがあるような気がするんですよね。

 

じゃ、その普遍的な法則が一番ありそうなもの=最も古い易を勉強すると何かわかるのではないかと思ったわけです。 

当たる当たらないは別として、易経という中国の書物を読むと捉えれば、学問に通ずると考えればプラスになりますしね!

 

でも、これが勉強してみると、かなり奥の深いことがわかってきました次第です。まだ、入口を勉強しているだけなんですけど。